平成18年8月4日からブログを書き始めました。11月10日現在で30回書き込みを行いました。大体週2回のペースです。
 今月はそのブログの初めから順番にいくつか選んで紹介させていただきます。
 ブログを熱心に読んでくださっている方は同じ内容を2度お読みいただくことになり大変申し訳なく思っております。ブログのダイジェスト版を手賀沼通信に載せることについて、皆様方のご意見、ご感想などお寄せくださるようお願い申しあげます。
 なおブログは
 http://ynitta.cocolog-nifty.com/
でご覧いただけます。

手賀沼通信ブログ事始(平成18年8月4日)

 手賀沼通信はサラリーマンをやめた平成10年から出し始めた一人新聞です。退職後の生活のつっかい棒になるようなものにしたいと考えましたが、言ってみればヒマつぶしとボケ防止のようなものです。
 手賀沼通信は月1回の発行です。A4版の4ページだてです。ページに制限があるため載せきれないことがあります。そこで100号を契機に毎月の「手賀沼通信」に書ききれないことをブログに書いてみることにしました。ブログは初めてです。書き方や使い方はよく分かりません。例えば「トラックバック」については理解していません。少しずつ勉強しながら書いてみたいと思います。

なぜココログに決めたか(8月12日)

 ブログを始めた理由の1つは、ホームページ作成ソフトのホームページビルダーにブログ作成の機能があったためです。ホームページビルダーで利用可能なブログサービスは次の通りでした。
・アメーバ ブログ サイバーエージェント社
・オートページ ティーカップ社
・ココログ ニフティ社
・ライブドア ブログ ライブドア社
・ソネット ブログ ソネット社

 この中からココログを選びました。NIFTYになじみがあったのと、掲載されているブログに大人の雰囲気が感じられたからです。ほかのブログも覗いてみましたが、若者向きという感じがするところがほとんどでした。  ただブログの作成はホームページビルダーに頼らず、ココログに直接書き込んでいます。

ポケモン・スタンプラリー(8月17日)

1.ポケモン・スタンプラリー
 今年も、孫との夏の恒例のイベントのポケモン・スタンプラリーに行ってきました。
 ポケモン・スタンプラリーとはどういうものかJR東日本のホームページから引用してみます。

 「JR東日本では、この夏も、大人気アニメ「ポケットモンスター」のキャラクターを起用し、毎年ご好評をいただいております夏休みのファミリーイベント『JR東日本ポケモン・スタンプラリー』を実施します。
 今年は、首都圏の98駅にて合計98種類のポケモンのスタンプを設置いたします。
 首都圏の駅で専用パンフレット兼スタンプ台紙を入手し、スタンプ欄に7駅のスタンプを集めてゴール駅に行くと素敵な賞品がもらえます。参加費は無料ですので、スタンプを押すそれぞれの駅までの乗車券を購入するだけで、どなたでもお気軽にご参加いただけます。ぜひご家族でお出かけください。
 実施期間は7月29日(土)〜8月13日(日)朝9時30分〜夕方4時まで
 賞品は30万個用意していますがなくなり次第終了させていただきますのでご了承ください。」

 とありました。でもこれは説明不十分です。実際のスタンプラリーは賞品と一緒に受け取るスタンプ帳にスタンプを押していくのが本当のスタンプラリーです。98駅全てのスタンプをもらうとかなりの切符代をJRに支払うことになります。スタンプを欲しがるのは主に小学生以下の子供です。子供だけでは回れないので付き添いの大人も切符を購入することになります。JRもいい稼ぎ方を見つけたものです。
 みすみすJRを儲けさせることと知りながら、今年も孫の熱意に負けました。

2.3回目のスタンプラリー
 孫とのスタンプラリーは今年で3回目です。おじいちゃんとママと孫2人でスタートしました。我孫子駅で都区内フリー切符を購入し、9時半から4時までできるだけ多くの駅を回ります。スタンプ台は駅の外にあり、改札を出る必要があります。ママと小さい方の孫は昼食をとったあと家に帰りました。
 スタンプラリーはママと一緒のケースが一番多く、その次はおばあちゃんと一緒の組み合わせです。また過去2年と比べると参加者が減っており、ブームもやや沈静化したかなという感じでした。
 都区内でスタンプ台の置いてある駅は全部で63駅、とても1日では回りきれません。昨年と1昨年は2日間かけたのですが回りきれませんでした。山手線や中央線は調子よく回れますが、赤羽駅近くの京浜東北線、埼京線、宇都宮線が絡んだあたりと品川駅近くの京浜東北線、横須賀線の数駅と東京駅近くの総武線快速、京葉線の数駅の3ヶ所はよく考えて回らないと予想以上の時間がかかります。
 今年の目標は2日間で都区内のスタンプ台の駅を全て回ることでした。1昨年はいくつかの路線が回りきれず、昨年は最後に行くつもりだった常磐線の数駅が時間切れで残りました。
 今年は同じところを2度通ったり、待ち時間を多く掛けるといった無駄をできるだけ省いたため余裕を持って目標を達成できました。
 最後の新木場駅でスタンプを押した時刻は3時20分でした。新木場駅で記念写真をとり、孫と二人で意気揚々と家路につきました。

手賀沼ジャズフェスティバル(8月21日)

 8月20日(日)手賀沼に面する柏ふるさと公園で「手賀沼ジャズフェスティバル」が開催されました。



 柏市内の「手賀沼ジャズフェスティバル実行委員会」が主催し、柏市や我孫子市や両市の商工会や教育委員会が後援しています。
 料金は無料、朝9時から夜5時まで、一日夏の強い日差しと青空の下、いろいろな市民ジャズバンドが出演していました。
 特設ステージでのジャズ演奏の他に、100ブースほどのフリーマーケットや屋台村が出店、多くのお客さんを集めていました。
 また「手賀沼をきれいに」の環境保全にも気を配り、ゴミの削減や、終わったあとのゴミ拾いを、スタッフ・来場者全員で行っています。

素晴らしき哉、高校野球(8月22日)

1.早稲田実業優勝おめでとう
 早稲田実業と駒大苫小牧の決勝戦は、一昨日(8月20日)の延長15回1対1の引き分けに続いて、昨日の再試合では息詰まる熱戦の末、4対3で早稲田実業が初めて夏の優勝を果たしました。4連投553球を投げぬいた斉藤祐樹君の熱投が勝利を呼び込みました。
 駒大苫小牧も立派でした。8月22日の読売新聞夕刊の「よみうり寸評」には「ひたむきな両校ナインのどちらにも優勝旗を持たせたかった」とありました。同感です。そして37年前の松山商業と三沢高校の引き分けのときにも、全く同じせりふが出たのを思い出しました。
 なにはともあれ、テレビで一昨日と昨日は試合を楽しみ、今日は地元に凱旋した早稲田実業の勇姿を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

2.アイドル斉藤君
 イケメンの斉藤君はマスコミで「ハンカチの王子さま」などと言われすっかりアイドルになりました。37年前に松山商業との決勝戦で引き分け、再試合で敗れた三沢高校の太田幸司投手のイメージとダブります。太田投手は高校野球のアイドル元祖でした。その後、東邦高校のバンビ坂本投手や同じ早稲田実業の荒木投手などアイドルはたくさん出ましたが、優勝を飾ったアイドルは斉藤投手が初めてではないでしょうか。

3.素晴らしき哉、高校野球
 今年の高校野球は素晴らしい試合が多かったように思います。決勝戦がその際たるものでしたが、それ以外にもサヨナラあり、大逆転あり、最後まであきらめない選手の姿がドラマを呼びました。
 今年は観客の数が久方ぶりに80万人を超えたとありました。高校野球にははつらつとした若さがあります。私のように老齢期を迎えている人間にも青春を思い出させてくれます。素晴らしき哉、高校野球です。
 高校野球が終わるとまもなく夏休みも終わります。暑さはまだまだ続くでしょうが、なんとなく寂しさを感じるのは私だけではないと思います。

手賀沼トライアスロン大会開催(8月28日)

 平成18年8月27日に第1回手賀沼トライアスロン大会が開催されました。翌28日には、「手賀沼で鉄人レース」「水質汚濁かっての王者」「浄化上々?『においない』」などという見出しがつき、読売新聞の全国版に記事が載っていました。
 手賀沼トライアスロンは、水泳1.5キロ、自転車40キロ、長距離走10キロで行われました。正式な大会では、水泳3.9キロ、自転車180.2キロ、マラソン42.195キロですので、今回はそのミニ版です。
 私はこの大会の観戦を楽しみにしていたのですが、当日出演する我孫子市の民謡大会と重なり観戦できませんでした。前回までは民謡大会の開催は手賀沼のほとりの市民会館でしたので、市民会館なら民謡大会出演とトライアスロン観戦は両立できたのですが、今年は民謡大会が湖北公民館だったため残念ながら見られませんでした。したがってお見せできる写真はありません。
 手賀沼は過去27年間水質汚染度ワーストワンを続けていました。しかし2001年、利根川から江戸川に北千葉導水路が設置され、その水の一部を手賀沼に落とすことになってから、ワーストワンの汚名を返上しました。
 最近ではアオコの発生もなくなって、水質の改善が進んでいます。今回のトライアスロン大会は水がきれいになったデモンストレーションの意味もあったのではないかと思います。

日本の歌100選(9月3日)

 平成18年9月2日の読売新聞の夕刊に、文化庁が「日本の歌100選」を選定することを決めたと出ていました。
 手賀沼通信102号に「日本の100選」をいくつかご紹介しましたが、「日本の歌100選」もお役所が決めた100選に仲間入りすることになります。
 山とか滝とか渚とか物理的に存在して、時代とともに変化するものでないものの100選は分かりますが、歌のように人が作り出すものを100選ぶというのはかなり乱暴な話です。歌は今までのもので終りではなく、これからもいい歌がどんどん作られていくでしょう。せめて「昭和の歌100選」のように時代を限るとか、「小学唱歌100選」のように対象を絞って欲しいと思います。「日本の歌」で選ぶなら、10年ごとに選びなおさなければならないのではないでしょうか。
 「日本の歌100選」を選定する理由は、少年犯罪の報道などを見るたび、世代間の断絶や人間関係の希薄化などに頭を痛めていた河合文化庁長官が自ら発案したそうです。対象となるのは日本語の歌で、「家族で唄うのにふさわしく、子供や孫に歌い継ぐべき歌を集めたい」としています。
 はがきとFAX,文化庁のホームページからも応募を受け付け、歌手や作詞家などからなる選考委員会で「100選」をきめるそうですが、ひばりちゃんの歌などが大量に応募してきたときはどうするのでしょうか。
 趣旨には反対しませんが、「日本の歌100選」のタイトルだけは変えて欲しいと思います。

吉村昭を読む(9月6日)

 夏は読書の季節でした。読書の秋といわれますが、私にとっては読書の夏です。
 夏は日中は暑くて特別のイベントや約束がない限り出かけません。早朝食事前に散歩をすませ、パソコンで仕事(といっても現役時代のようなお金を稼ぐ仕事ではなく、メール送受信や原稿書きなどが主)をこなしたあとは、テレビで野球や映画を見たり、涼しいところにひっくり返って本を読みます。毎日が日曜日の退職者の特権と言えます。
 今年集中的に読んだのが吉村昭と高杉良の小説です。高杉良については別の機会に書くつもりです。
 吉村昭氏はつい先日、平成18年7月31日にすい臓がんで死去されました。享年79歳でした。新聞やテレビでその最後について報道されたのでご存知の方も多いと思います。「延命治療はしない」と遺言状にしたため、奥様の作家の津村節子さんの目の前で、自ら治療具を引き抜いて「死ぬよ」といって息を引き取ったそうです。素晴らしい最後だと思います。誰にでもできることではないでしょう。
 吉村昭の小説は今まで読んだことはなかったのですが、今年2月「アメリカ彦蔵」をはじめて読んだとき大きな感動をいただきました。それから「夜明けの雷鳴」「大黒屋光太夫」「天狗騒乱」「黒船」「桜田門外の変」「生麦事件」「朱の丸御用船」「落日の宴」「敵討」「暁の旅人」「島抜け」「破獄」「プリズンの満月」「彦九郎山河」を読みました。幕末の人物や事件を描いた小説が主でした。
 吉村昭の小説は史実を克明に調べ、それを積み上げて丁寧に描きます。会話の部分が少ないので大変読み応えがあり、時間がかかります。大好きな司馬遼太郎氏の小説は主人公に対する司馬さんのいとしさや愛情が表面に出るため、主人公に感情移入したものが多いのですが、吉村氏の小説は事実を淡々と積み上げたものが多く、主人公を冷静な目で客観的に描きあげます。司馬さんと違った味が出ていて、思わず引き込まれます。司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平、山本一力などとともに、私の愛読する歴史小説作家、時代小説作家になりました。
 まだまだ読んでない作品がたくさんあります。これからも楽しみです。

グレーゾーン金利は廃止すべき(9月9日)

1.グレーゾーン金利とは
 消費者金融でお金を借りると、会社や商品によって多少違いますが、年27.375%とか25.55%などの高い利子がかかります。利子率は法律によって規制されています。無制限の高金利を禁止するためです。
 ところがこの法律が2つあります。出資法という法律では上限が年29.2%、利息制限法という法律では上限が年20%です。この20%から29.2%の間の金利がグレーゾーン金利です。消費者金融の各社はほとんどの商品の金利をこのグレーゾーン金利の間に設定しています。
 私は今から13年前、56歳でそれまで勤めていた外資系のコンピュータ会社をリストラ促進策を利用して早期退職し、大手の消費者金融会社に勤めました。教育部の顧問ということで、社員教育にかかわりました。
 入社したとき、それまで消費者金融のことは全く知らなかったので、教育部の同僚から業界や会社や商品について詳しく教えてもらいました。そのとき不思議に思ったのがこのグレーゾーン金利です。なぜ法律が2つあるのか、なぜ上限利率に違いがあるのか、20%の上限は無意味ではないのかと質問しました。回答はありましたが、素人の私には納得できませんでした。

2.グレーゾーン金利は撤廃すべき
 アイフルの過剰取立てのなどに対する世論の批判を受けて、金融庁は消費者金融を規制する貸金業規正法を改正しようとしています。ところが業界や自民党の族議員の要請を受けて、このグレーゾーン金利を8年間温存する特例を設けようとしています。
 改正法施行後、消費者金融の経営の考慮してグレーゾーン金利の引き下げは3年程度かけることになっていますが、個人向けは「返済期限1年以内で50万円まで」「同半年以内で30万円まで」の範囲内なら、一定の条件に当てはまるものは、年28%の金利で貸せるような特例を設けて、これを最長5年程度適用できる時限立法にしようというものです。8年間年28%の利子で貸し出せるのです。「金利を下げると信用力の低い人には貸せなくなる。業者も、借りられなくなる人も困る。少額短期の貸付なら、高金利でも返済負担は重くならない」というのが理由です。
 これでは今と変わりません。上記理由はこじつけにすぎません。大手の消費者金融各社は大きな利益を上げています。ものづくりをする同程度の規模の会社に比べて、消費者金融会社の利益は格段に大きいのです。金融庁の改正案は、消費者金融の高金利に苦しむ利用者に目を向けるのではなく、業者や業者と利害を共にする一部の政治家のほうに向いているといってもいいと思います。

ゴジラ松井が帰ってきた(9月13日)

 平成18年9月13日(現地時間12日)、ヤンキースの松井秀喜がメジャーリーグ・ベースボールに戻ってきました。手首を骨折した5月11日以来約4ヶ月ぶりです。
 今ちょうど試合が終わったところです。ニューヨーク・ヤンキースはタンパベイ・デビルレイズに12対4で勝ちました。優勝までのマジックは1桁になりました。
 この試合で松井秀喜は8番指名打者で出場しました。最初の打席に立った時、スタンドはスタンディング・オベーションで松井を迎えました。最初の打席でセンター前に幸運なヒットを打つと、続く3打席はいずれも素晴らしい当たりのクリーンヒット、最後の打席はフォアボールでした。4打数4安打、1四球、1打点はこれ以上ない成績とアナウンサーと解説者が話していました。
 ペナントレースは残り20試合ほどですが、ヤンキースのアメリカン・リーグ東部地区での優勝は間違いないでしょう。そのあとはリーグでのプレーオフとワールドシリーズとのポスト・シーズン・ゲームがあります。
 やっと戻ってきたゴジラ松井は、最後まで野球ファンに夢を与えてくれると確信しています。

ワープステーション江戸と茂木本家美術館(9月17日)

 平成18年9月14日、柏市の「あけぼの会」の日帰りバス旅行で「ワープステーション江戸」と「茂木本家美術館」に行ってきました。
 お天気がよくて暇があるとき、どこかに行ってみようかと考えるのではないでしょうか。ところが有名観光地などは行きつくしたと感じている方が多いと思います。そんなときのご参考までにご紹介いたします

1.ワープステーション江戸
 NHK大河ドラマ「功名が辻」をご覧いただいている方は、スタッフ紹介画面で「伊奈町のみなさん」と出るのにお気づきと思います。最近放送された大河ドラマは伊奈町にある「ワープステーション江戸」でロケして撮影されたドラマが多いのです。エキストラには地元の方が大勢出演しています。
 伊奈町は茨城県の南部にあり、町村合併で現在は「つくばみらい市」になっています。ワープステーション江戸はJR常磐線「取手駅」から約12キロ、つくばエキスプレスの「みらい平」駅からは4キロの場所にあります。ただ、電車よりクルマが便利な場所です。
 訪れたときはロケーションの予定はなく、また激しい雨でほかのお客さんはいませんでした。団体料金400円を払ってステーション内に入ると、そこは忽然と現れた江戸の町でした。江戸の町屋や大店があります。左手には芝居小屋が役者の名前を掲げて建っていました。大川ほど広くはありませんが、川には日本橋がかかっていました。回線問屋の白塀の前には柳が植えられて雰囲気を出しています。長屋とどぶ板の路地もありました。
 少し歩くと掘割があり、江戸城の大手門が見えました。石垣、土塁櫓、武家屋敷など時代劇にはなくてはならない風景も用意されています。荒れ果てた田舎の百姓家のオープンセットもありました。
 いくつかの建物の中では、江戸の庶民文化や暮らしぶりなどが紹介されていました。浮世絵についての映画を見ることもできます。ロケのあるときを見計らって行けば,もっと楽しく過ごせることでしょう。
 ホームページは http://www.wsedo.co.jp です。

2.茂木本家美術館
 茂木本家美術館はキッコーマン醤油のキッコーマン株式会社のオーナー、茂木家が開設した大変美しい美術館です。千葉県野田市のキッコーマン本社の近くに、広い庭の中にこじんまりした白亜の建物が立っています。展示されている絵画や彫刻は、茂木七左衛門氏が長年にわたって蒐集したもので、浮世絵や、富士山の絵や、日本画、洋画、彫刻の日本人の大家の作品です。  訪れたときは、歌川国芳の木曽街道六十九次の浮世絵が特集として展示されていました。ユーモアあふれる浮世絵でした。
 ホームページは http://www.momoa.jp です。

安部晋三内閣発足(9月27日)

 平成18年9月26日、安倍晋三内閣が発足しました。
 安倍首相は52歳、戦後最年少首相の誕生です。安倍首相を含む内閣の平均年齢は60.9歳、比較的若い内閣かもしれません。しかし年代別に見ると40歳代が1人、50歳代7人、60歳代6人、70歳代4人で、安倍首相より若い人が1人、同年齢1人,上の年齢が15人となっています。もっと若返ってもよかったのではないかと思います。
 各新聞の社説を比べてみましょう。
 比較的好意的だったのは、産経の「安倍新内閣 国益守るシステム築け 期待したい官邸の機能強化」,日経の「安倍内閣は官邸主導で改革実績を示せ」です。3大新聞はかなり批判的でした。読売は「論功行賞が目立つ組閣人事」、毎日は「安倍政権発足 改革の熱気が伝わらない」、朝日は「安倍内閣発足 果たしてどこへ行く」のタイトルで、今回の組閣人事は「論功行賞」だったと決め付けています。
 マスコミに「三角大福中(サンカクダイフクチュウ)」という語呂合わせが取り上げられたことがあります。三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の頭文字をとったものです。その次は「安竹宮(アンチクグウ)」でした。安倍晋太郎(安倍晋三首相の父)、竹下登、宮沢喜一の頭文字です。首相になりたくてたまらない人をマスコミが揶揄的に取り上げたものです。結果は安倍晋太郎以外はみんな首相になりました。
 息子の安倍晋三が、父親の念願だった首相の地位をやっと手にしたのです。しかも戦後最も若い年齢でです。国民的人気がバックアップしたのは間違いありませんが、自民党内のバランスを考えたり、先輩に遠慮したところもあったのでしょう。最初の内閣は論功行賞になっても仕方がないのではないでしょうか。
 参議院議員選挙終了後に内閣改造を行い、本当に自分の考えを実現できる内閣を作ればいいと思います。

ホテイアオイの刈り取り(10月2日)

 9月25日から26日にかけて、手賀沼のホテイアオイの刈り取りが行われました。
 ホテイアオイは手賀沼浄化のシンボルとして、手賀沼公園の近くに夏の初めに植えられます。ネットで囲った植栽池の一部にほんの数列植えられただけのものが、沼の水にたっぷり含まれている窒素やりんを栄養分として急速に繁茂して、数ヶ月で養殖池一杯に広がります。


 北千葉導水路から利根川の水が手賀沼に放水されるようになるまでは夏になると手賀沼にはアオコが大量に発生していました。ホテイアオイは窒素やりんを吸収しながら育ちます。ホテイアオイを植栽すればアオコ発生の原因の窒素やりんを減らせるのではないかということから、手賀沼浄化の一環として植栽されるようになりました。

 苫舟に乗った人の手で刈り取られたホテイアオイは少しずつクレーンで「みずすまし号」に移されました。そこに集められたあと、再度クレーンでまとめてトラックに移しかえられ契約した農家まで運ばれました。

 農家ではホテイアオイを細かく砕き、腐らせて肥料として使います。手賀沼の窒素とりんをたっぷり含んだホテイアオイはすばらしい肥料になるとのことでした
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