残したい”日本の音風景”100選 |
番号 | 音風景の名称 | 所在地 | 音 | 説 明 |
1 | オホーツク海の流氷 | 北海道/オホーツク海沿岸 | 海 |
流氷のせめぎあう音が「キュー」「グー」「クゥー」と聞こえる。北の海の冬を象徴する音風景 |
2 | 時計台の鐘 | 北海道/札幌市 | 鐘 |
明治11年札幌農学校以来百年以上の間、札幌のシンボルとして鐘の音を響かせている |
3 | 函館ハリストス正教会の鐘 | 北海道/函館市 | 鐘 |
教会の鐘楼に吊られている大小6個の鐘が毎週日曜日の10時に鳴り響く |
4 | 大雪山旭岳の山の生き物 | 北海道/東川町 | 動物 |
氷河期から生息するナキウサギの声や、コマドリ、ミソサザイ、ルリビタキなど多くの野鳥の声 |
5 | 鶴居のタンチョウサンクチュアリ | 北海道/鶴居村 | 鳥 |
200羽を越す鶴のつがいが鳴き合う声、若鳥の声、狐を警戒する声など |
6 | 八戸港・蕪島のウミネコ | 青森県/八戸市 | 鳥 |
蕪島はウミネコの一大繁殖地。「ミャー、ミャー」という鳴き声は漁業の町の音風景 |
7 | 小川原湖畔の野鳥 | 青森県/三沢市 | 鳥 |
日本でも珍しいオオセッカを始め、コジュリン、コヨシキリ等が、八甲田山の山並みを背にしてさえずる |
8 | 奥入瀬の渓流 | 青森県/十和田湖町 | 水の音 |
十和田湖畔の子ノ口から焼け山に至る14kmの渓流のせせらぎの音風景 |
9 | ねぶた祭り・ねぷた祭り | 青森県/青森市、弘前市 | 祭り |
はねとの「ラッセラー、ラッセラー」、掛け声頭・引き綱衆の「ヤーヤドー」という勇壮な掛け声と太鼓の音や囃子の笛など |
10 | 碁石海岸・雷岩 | 岩手県/大船渡市 | 海 |
リアス式海岸の洞穴に波が押し寄せ雷鳴のような海鳴りが起きる |
11 | 水沢駅の南部風鈴 | 岩手県/水沢市 | 風鈴 |
水沢では毎年夏駅構内に風鈴がつるされ風に揺れながら爽やかな音色を奏でる |
12 | チャグチャグ馬コの鈴の音 | 岩手県/滝沢村 | 祭り |
6月15日、鈴を着けた百頭余りの馬が、駒形神社にお参りした後、シャグシャグ、チャグチャグと行進する |
13 | 宮城野のスズムシ | 宮城県/仙台市 | 昆虫 |
宮城野のスズムシは七振り鳴くと言われ古来より親しまれてきた |
14 | 広瀬川のカジカガエルと野鳥 | 宮城県/仙台市 | 動物 |
夏にはカジカガエルが美しい歌声を聞かせ、1年中セキレイ、カワセミ、ヤマセミなど清流の鳥の声と姿がある |
15 | 北上川河口のヨシ原 | 宮城県/北上町 | 植物 |
初夏から初冬にかけて、河面を渡る風がヨシのすれ合う音を誘い、ヨシ原一面で合唱が始まる |
16 | 伊豆沼・内沼のマガン | 宮城県/築館町、若柳町、迫町 | 鳥 |
マガンは、朝、日の出とともに一斉に飛び立つ。その羽音と鳴き声はまさに壮観 |
17 | 風の松原 | 秋田県/能代市 | 植物 |
能代市街地の西側一帯に広がる海岸防砂林は「風の松原」と呼ばれ、風の音“松籟”を楽しめる |
18 | 山寺の蝉 | 山形県/山形市 | 昆虫 |
芭蕉の名句「閑さや岩に染みいる蝉の声」の舞台、立石寺。無数の蝉の声がひとつになって深山から響く |
19 | 松の勧進の法螺貝 | 山形県/鶴岡市 | 祭り |
出羽三山神社の三大祭りのひとつ「松例祭」で、毎年12月、山伏たちがほら貝の音を響かせ各家庭をまわり歩く |
20 | 最上川河口の白鳥 | 山形県/酒田市 | 鳥 |
毎年10月から春の北帰行までの間、朝夕の餌付けの時、求愛や飛行の時などいろいろな鳴き声が聞かれる |
21 | 福島市の小鳥の森 | 福島県/福島市 | 鳥 |
小鳥の森は春から夏にかけてはシジュウカラ、クロツグミ、サンコウチョウ等の声が楽しめる |
22 | 大内宿の自然用水 | 福島県/下郷町 | 水の音 |
旧会津西街道の両脇を流れる用水路の水の音。江戸時代から使われ、今も大内宿の人々の生活を支えている |
23 | からむし織のはた音 | 福島県/昭和村 | 機織の音 |
カラカラ、トントンという機織りの音が、四季折々の景色の中で古代布「からむし織」の里に静かに響く |
24 | 五浦海岸の波音 | 茨城県/北茨城市 | 海 |
波の浸食により複雑に削り取られた崖や岩礁の一帯から太平洋の荒波が聞こえる |
25 | 大平山あじさい坂の雨蛙 | 栃木県/栃木市 | カエル |
梅雨の頃山の参道沿いに色とりどりの紫陽花が咲きあじさい坂に蛙の鳴き声が響く |
26 | 水琴亭の水琴窟 | 群馬県/吉井町 | 水の音 |
手を洗った水が穴から水滴となって落ちるよう工夫され、そこに水を落とすと絶妙な水琴窟の音が聞こえる |
27 | 川越の時の鐘 | 埼玉県/川越市 | 鐘 |
蔵造りの町並みの中に高くそびえる鐘楼から、朝6時、昼12時、午後3時と6時に時を告げる鐘の音 |
28 | 荒川・押切の虫の声 | 埼玉県/江南町 | 昆虫 |
8月下旬から10月上旬、夕暮からマツムシ、スズムシ、エゾエンマコオロギ、キリギリス等が一斉に鳴き出す |
29 | 樋橋の落水 | 千葉県/佐原市 | 水の音 |
伊能忠敬旧宅内の用水路から水を落とす樋橋を復元したもの。落水は30分間隔で1日16回行われる |
30 | 麻綿原のヒメハルゼミ | 千葉県/大多喜町 | 昆虫 |
合唱が好きなこの蝉は数匹が鳴き始めると一斉にジャージャーと鳴き始め、しばらくすると一斉に鳴き止む |
31 | 柴又帝釈天界隈と矢切の渡し | 千葉県/松戸市、東京都/葛飾区 | 複合 |
柴又帝釈天界隈は昔ながらの商店や参拝客の賑わいがあり、江戸川には手漕ぎの舟やヒバリ、ユリカモメの声がある |
32 | 上野のお山の時の鐘 | 東京都/台東区 | 鐘 |
「花の雲、鐘は上野か浅草か」、上野寛永寺の鐘の音。今も毎日、朝6時、昼12時、夕方6時に時を告げる |
33 | 三宝寺池の鳥と水と樹々の音 | 東京都/練馬区 | 複合 |
石神井公園の中にある自然のオアシス。水鳥の羽音、水辺の音、風に揺れる樹々のざわめき等 |
34 | 成蹊学園のケヤキ並木 | 東京都/武蔵野市 | 植物 |
春の新緑の葉ずれ、夏の濃い緑の下のしじま、秋の落ち葉の音、冬の木枯らしが葉を枝を叩く音 |
35 | 横浜港新年を迎える船の汽笛 | 神奈川県/横浜市 | 汽笛 |
大晦日の除夜の鐘の代わりに、世界に向かって一斉に鳴らされる汽笛。「みなとヨコハマ」の音風景。 |
36 | 川崎大師の参道 | 神奈川県/川崎市 | 複合 |
大師の参道は人々のざわめきの中で、店々の呼び込みの声や、調子をとりながら飴を切る音などが響く |
37 | 道保川公園のせせらぎと野鳥の声 | 神奈川県/相模原市 | 複合 |
道保川公園では沢のせせらぎとメジロ、シジュウカラなどの野鳥のさえずりを楽しむことができる |
38 | 富士山麓・西湖畔の野鳥の森 | 山梨県/足和田村 | 鳥 |
野鳥の森公園ではヤマガラ、コガラ等、青木ヶ原の散策路ではホトトギス、ジュウイチ、ミソサザイ等の声 |
39 | 善光寺の鐘 | 長野県/長野市 | 鐘 |
朝10時から夕方4時まで、時の鐘として鳴る。昔は約20km離れた更殖・杏の里まで聞こえた |
40 | 塩嶺のことりのさえずり | 長野県/岡谷市、塩尻市 | 鳥 |
八ヶ岳、南アルプス等の山並や諏訪湖を眺めながら野鳥の声を楽しめる |
41 | 八島湿原の蛙鳴 | 長野県/下諏訪町、諏訪市 | カエル |
5月から6月頃、「カララララ」とくシュレーゲルアオガエル、「カッカッカッ」と鳴くヤマアカガエルなどの声を聞くことができる |
42 | 福島潟のヒシクイ | 新潟県/豊栄市 | 鳥 |
大型の雁の一種、ヒシクイの我が国最大の飛来地。冬期雄大に空を舞う姿と鳴き交わす声が楽しめる |
43 | 尾山のヒメハルゼミ | 新潟県/能生町 | 昆虫 |
能生白山神社がある尾山では7月頃ヒメハルゼミの大合唱が聞こえる |
44 | 遠州灘の海鳴・波小僧 | 静岡県/遠州灘 | 海 |
遠州灘一帯で天気の変わり目に突然鳴り出してはスッと鳴り止む不思議な海鳴 |
45 | 大井川鉄道のSL | 静岡県/本川根町 | SLの音 |
南アルプス山麓の奥大井には、昔懐かしいSLの汽笛が響く。人と自然がおりなす音風景の体験の場にしようとする町の計画が進行中。 |
46 | 東山植物園の野鳥 | 愛知県/名古屋市 | 鳥 |
植物園内の万葉の散歩道、東海の森などを歩くと、シジュウカラ、メジロ、エナガなどの野鳥に出会う |
47 | 伊良湖岬恋路が浜の潮 | 愛知県/渥美町 | 海 |
白砂の恋路ヶ浜では春から夏は雄大な秋から冬は優しい潮騒の音がする |
48 | 伊勢志摩の海女の磯笛 | 三重県/鳥羽市、志摩町 | 磯笛 |
深い海に潜ってあわび等を採る海女が息苦しさに耐えて水面に浮上した時に発する口笛に似た吐息の音 |
49 | 卯建の町の水琴窟 | 岐阜県/美濃市 | 水の音 |
江戸時代の民家の街並の「旧今井家住宅」の中庭にある水琴窟の水音 |
50 | 吉田川の川遊び | 岐阜県/八幡町 | 複合 |
吉田川の清流では子供たちが飛び込んだり、泳いだり、川遊びをする。その歓声と水音 |
51 | 長良川の鵜飼 | 岐阜県/岐阜市、関市 | 複合 |
鵜を励ますために舟べりを叩く音と鵜匠の「ホウホウ」いう掛け声に、水面を走る舟の音、鵜が水中で動き回る音など |
52 | 称名滝 | 富山県/立山町 | 水の音 |
滝の音が「南無阿弥陀仏・・・」と称名念仏を唱えているように聞こえたということからこの名がつけられた |
53 | エンナカの水音とおわら風の盆 | 富山県/八尾町 | 複合 |
八尾の町の水路をエンナカと呼び心地良い音がする。「おわら風の盆」には「おわら節」が三味線、胡弓とともに流れる |
54 | 井波の木彫りの音 | 富山県/井波町 | 木彫りの音 |
井波は信仰と木彫りの里。町のあちこちで木槌を打つ音、ノミで木を刻む音が聞こえてくる |
55 | 本多の森の蝉時雨 | 石川県/金沢市 | 昆虫 |
夏の朝と夕方この森から降り注ぐヒグラシの蝉時雨は一帯に清涼感を醸し出す |
56 | 寺町寺院群の鐘 | 石川県/金沢市 | 鐘 |
寺町はその名のとおりお寺が多いくどこからともなく鐘の音が聞こえてくる |
57 | 蓑脇の時水 | 福井県/武生市 | 水の音 |
大平山の北側の谷間にある間欠冷泉は毎日ほぼ60分間隔で水が湧き出し滝に落ちる |
58 | 三井の晩鐘 | 滋賀県/大津市 | 鐘 |
古くから近江八景のひとつとされてきた音風景。毎夕5時頃美しい鐘の音が市民に時を告げる |
59 | 彦根城の時報鐘と虫の音 | 滋賀県/彦根市 | 複合 |
彦根城内の時報鐘は朝6時から夕方6時まで3時間毎に時を告げる。夏には彦根山でヒグラシの蝉時雨が、秋には玄宮園でスズムシ、マツムシ等の虫の鳴き声 |
60 | 京の竹林 | 京都府/京都市 | 植物 |
京都の嵯峨野と洛西には竹林が広がり、竹林が風に揺らぎ、さざ波や大波を生み、生き物のように様々な音色で聞こえる |
61 | るり渓 | 京都府/園部町 | 水の音 |
散策路を歩くと「鳴滝」の雷のような音、「双龍淵」の織機のような音など、様々な音を楽しめる |
62 | 琴引浜の鳴き砂 | 京都府/網野町 | 海 |
琴引浜を足で擦るように歩くとキュッキュッという音が、両手で乾いた砂を集めて押し出すとグッグッという音がする |
63 | 淀川河川敷のマツムシ | 大阪府/大阪市 | 昆虫 |
秋の夜多くの虫の声が聞こえとりわけマツムシの独特の澄んだ鳴き声が響く |
64 | 常光寺境内の河内音頭 | 大阪府/八尾市 | 祭り |
常光寺は河内音頭の原型である正調流発祥の地 |
65 | 垂水漁港のイカナゴ漁 | 兵庫県/神戸市 | 複合 |
無数のイカナゴがはねる音とともにカモメの声と漁船のエンジン音が相まって聞こえる |
66 | 灘のけんか祭りのだんじり太鼓 | 兵庫県/姫路市 | 祭り |
10月14、15日、灘のけんか祭りの「だんじり太鼓」の音が御旅山の段々畑に響きわたる |
67 | 春日野の鹿と諸寺の鐘 | 奈良県/奈良市 | 複合 |
鹿寄せホルンの音とともに鹿の声が近づいてくる。夕暮れになると興福寺、東大寺などの鐘の音が辺りに響く |
68 | 不動山の巨石で聞こえる紀ノ川 | 和歌山県/橋本市 | 不思議な音 |
巨石の穴に耳をあてると聞こえる川のような不思議な音で紀ノ川の様子を想像したと伝えられる |
69 | 那智の滝 | 和歌山県/那智勝浦町 | 水の音 |
熊野詣を象徴する滝の音。那智大社から奥へと進むと大滝が豪音とともに現れる |
70 | 水鳥公演の渡り鳥 | 鳥取県/米子市 | 鳥 |
中海に面する水鳥公園は越冬のため飛来するコハクチョウ、カモ類などの姿と鳴き声が楽しめる |
71 | 三徳川のせせらぎとカジカガエル | 鳥取県/三朝町 | 複合 |
三徳川のせせらぎ音と相まって初夏から初秋にかけカジカガエルの「カラカラカラ」と澄んだ鳴き声が聞こえる |
72 | 因州和紙の紙すき | 鳥取県/青谷町、佐治村 | 紙すきの音 |
水に溶かしたミツマタなどの繊維を汲み取り、動かしながら紙をすき上げていく音 |
73 | 琴ヶ浜海岸の鳴き砂 | 島根県/仁摩町 | 海 |
琴ヶ浜の砂浜を歩くと、「キュッキュッ」と美しく心地よい音がする |
74 | 諏訪洞・備中川のせせらぎと水車 | 岡山県/北房町 | 複合 |
諏訪洞から湧き出て流れ落ちる水は備中川のせせらぎとなり水車を動かす |
75 | 新庄宿の小川 | 岡山県/新庄村 | 水の音 |
出雲街道の新庄宿で桜並木のある道の両脇から聞こえる小川の音 |
76 | 広島の平和の鐘 | 広島県/広島市 | 鐘 |
広島の平和記念公園で8月6日に鳴らされる鐘、訪れる人が思い思いに打ち鳴らす鐘 |
77 | 千光寺驚音楼の鐘 | 広島県/尾道市 | 鐘 |
「音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく」と言われるほど遠く瀬戸の島々にも聞こえたと伝えられる |
78 | 山口線のSL | 山口県/小郡町・島根県/津和野町間 | SLの音 |
貴婦人の愛称をもつSL「やまぐち号」は「ボオーッ」という懐かしい汽笛を響かせながら小郡と津和野の間を走る |
79 | 鳴門の渦潮 | 徳島県/鳴門市 | 海 |
潮の干満によって大小無数の渦が生じ雷のような大きな音をたて交錯しながら流れていく |
80 | 阿波踊り | 徳島県/徳島市他 | 祭り |
阿波踊りの音の主体とされる三味線が奏でる音を「ぞめき」と呼ぶ |
81 | 大窪寺の鐘とお遍路さんの鈴 | 香川県/長尾町 | 複合 |
88ヶ所巡りをしめくくるお遍路さんの鈴と心地よい鐘の音が鳴り響く |
82 | 満濃池のゆるぬぎとせせらぎ | 香川県/満濃町 | 複合 |
ゆるぬきとは田植えを前に池のゆる(取水栓)を抜く豊作祈願の儀式。勢いよく放出される水音が響きわたる |
83 | 道後温泉振鷺閣の刻太鼓 | 愛媛県/松山市 | 太鼓 |
道後温泉の本館振鷺閣で朝の6時半、昼の12時、夕方の6時に打ち鳴らされる太鼓の音 |
84 | 室戸岬・御厨人窟の波音 | 高知県/室戸市 | 海 |
室戸岬に押し寄せる波の音が時に大きく時にはかすかに弘法大師ゆかりの御厨人窟の洞内に響く |
85 | 博多祇園山笠の舁き山笠 | 福岡県/福岡市 | 祭り |
「オイサッオイサッ」の舁き手のかけ声と勢い水の水しぶき、博多手一本、博多祝い唄などが一体となった夏の風物詩 |
86 | 観世音寺の鐘 | 福岡県/太宰府市 | 鐘 |
天智天皇の創建と伝えられる観世音寺の毎月18日の午後1時と大晦日の夜、日本最古の鐘の音 |
87 | 関門海峡の潮騒と汽笛 | 福岡県/北九州市、山口県/下関市 | 複合 |
わずか700mの瀬戸は潮流が激しく大小の船が行き交う海峡の情景 |
88 | 唐津くんちの曳山囃子 | 佐賀県/唐津市 | 祭り |
唐津くんちの最大の呼びものの曳山行列でわだちのきしむ音、鉦や笛、太鼓の音、各ヤマ毎に微妙に異なるお囃子 |
89 | 伊万里の焼き物の音 | 佐賀県/伊万里市 | 焼き物の音 |
陶石を砕く石臼の音、ろくろの廻る音、藩窯公園めおとしの塔の音など、伊万里焼にまつわる様々な音 |
90 | 山王神社被爆の楠の木 | 長崎県/長崎市 | 複合 |
被爆を記憶している楠は今も葉ずれの音を奏で木の下に人々が集まってくる |
91 | 通潤橋の放水 | 熊本県/矢部町 | 水の音 |
嘉永年間につくられた石造りの水路橋の放水口の栓を抜くため木槌で叩く音やそれに続く放水の音 |
92 | 五和の海のイルカ | 熊本県/五和町 | 動物 |
天草の五和の海は漁船で10分ほど行くとイルカに出会い約300頭の野生のバンドウイルカの声を聞くことができる |
93 | 小鹿田皿山の唐臼 | 大分県/日田市 | 臼の音 |
小鹿田焼は水の力を利用する独特の臼、唐臼で陶土をつく唐臼の音 |
94 | 岡城跡の松籟 | 大分県/竹田市 | 植物 |
滝廉太郎の「荒城の月」のモチーフとなった岡城跡の松の老木を吹き渡る風の音 |
95 | 三之宮峡の櫓の轟 | 宮崎県/小林市 | 水の音 |
三之宮峡の渓流が落差7m余りで巨石に囲まれた滝壺に落ちる音。「櫓の轟」と呼ばれている |
96 | えびの高原の野生鹿 | 宮崎県/えびの市 | 動物 |
えびの高原は動植物の宝庫。特に秋は雄鹿が雌鹿を呼ぶ鳴き声が高原の暗闇によく響きわたる |
97 | 出水のツル | 鹿児島県/出水市 | 鳥 |
ナベヅル、マナヅルの我が国最大の越冬地。約1万羽が飛来し多数のツルの鳴き交わす様は壮観 |
98 | 千頭川の渓流とトロッコ | 鹿児島県/屋久町 | 複合 |
屋久杉の山を流れ下る千頭川に沿って渓流の音の中を森林軌道のトロッコが走る |
99 | 後良川周辺の亜熱帯林の生き物 | 沖縄県/竹富町 | 動物 |
西表島の後良川周辺はアカショウビン、オオクイナ等の鳥やハラブチガエル等の多様な生き物の声を聞くことができる |
100 | エイサー | 沖縄県/与那城町、勝連町 | 祭り |
旧盆に太鼓(パーラーンク)と三味線でエイサー唄を歌い、踊りながら家々をまわる沖縄の伝統行事 |