今月は手賀沼通信ブログからの抜粋です。
このままでは日本の武器だった技術力や開発力や産業力はどうなるのでしょうか。日本の教育システムの改革は早急に行うべきです。 またこの学力の差は先生の優秀さにも原因があると思います。教師の知力とやる気を高めることも大切と思います。 こいつは新春から縁起がいいわえ(平成20年1月16日) この平成20年1月、私の住んでいる我孫子市とおとなりの柏市にビッグニュースが飛び込んできました。「こいつは春から縁起がいいわえ」です。 1月2日と3日に行われた箱根駅伝で、我孫子市にキャンパスのある中央学院大学が総合3位になりました。往路5位、復路は2位でした。 中央学院大学は昨年も出場しましたが、シード権が取れず今年は予選会から勝ち上がりました。予選会では1位で出場権を得たのですが、まさか並み居る強豪を差し置いて3位になるとは誰も予想していませんでした。昨年暮れの読売新聞の予想でも、中央学院の名前は上のほうにはあがっていませんでした。過去最高が9位だったので、注目されなかったのでしょう。 9区を走った4年生の篠藤選手が区間記録を出して区間優勝、MVPを獲得しました。また花の2区を走った3年生の木原選手は区間3位でした。この2人に引っ張られて、他の選手も頑張った結果でした。来年は優勝候補の一角に挙げられるのではないでしょうか。 平成20年1月14日、国立競技場で第86回全国高校サッカー選手権の決勝戦が行われました。千葉県柏市にある流通経済大学付属柏高校が静岡県の藤枝東高校を4−0で破って見事優勝しました。全国3815校の頂点に立ったのです。初優勝でした。 流経大柏は昨年秋の全日本ユース選手権にも優勝しており、これで2冠となりました。身長166センチの大前選手は大会期間中に7得点をあげ、得点王になりました。 日本サッカー協会の川淵会長は、「流経大柏は歴史的にみても最強といってもいいのではないか」と述べました。 e−Taxによる確定申告をあきらめた(1月20日) e−Taxによる税金の確定申告を検討しましたが、あまりメリットがないのでやめました。 昨年(平成19年)10月、柏税務署より「国税電子申告・納税システム(e-Tax)利用のご案内」が届きました。e-Taxは確定申告をパソコンに入力し、直接パソコンから送信するという方法です。 私は昨年までは国税庁のホームページに確定申告を入力し、コンピュータで作成された確定申告の用紙をプリンターで印刷して、郵送するという方法をとっていました。 源泉徴収票や社会保険料控除証明書は印刷した確定申告書の裏に糊付けしました。医療費控除は、エクセルで作成した一覧表に領収書を添付して同封していました。 e−Taxで申告すると、最高5000円の税額控除を受けられるのに加えて、医療費の領収書や源泉徴収票などの提出を省略できるのです。今年は一層税金が高くなっているので5000円安くなるのは魅力です。それにe−Taxによる確定申告は手賀沼通信のネタになると、e−Taxでやってみようと考えました。 e−Taxを利用するためには、住民基本台帳カードと電子証明書が必要です。さらにそのカードを読むために、ICカードリーダーを購入しなければなりません。 我孫子市役所で電子証明書つきの住基カードを作成しました。1000円かかりました。ICカードリーダーを探しに、柏のコジマ電機に行ったら売り切れ、ヤマダ電機では取り寄せが必要といわれました。柏のビッグカメラにはありましたが安いもので2980円でした。 5000円税金が安くなっても、かかる費用が約4000円です。しかも安くなるのは1回限りです。また、ICカードリーダーを動かすソフトやe−Taxのためのソフトをダウンロードしなければなりません。そして無事に確定申告を終えるまでには、使い方を勉強する必要があります。年に一度きりの確定申告にこれだけのワークロードをかけるのはばかばかしいと感じました。 e−Taxは以前からありました。国税庁が多額の費用をかけたのに、ほとんど使われていませんでした。住基カードは総務省が音頭をとって普及に努めていますが、2007年10月の時点で発行枚数は172万枚、普及率は1.4%にすぎません。 私の推測なので間違っているかもしれませんが、今回のe−Taxの推進は、国税庁と総務省が結託して、あまり使われていない住基カードとe−Taxシステムを何とか使わせたいと考えた結果ではないかと思います。 国民のためというより、自分の省庁の都合で決めたのではないかと思います。 「あらたにす」発足(2月1日) 平成20年1月31日、読売新聞・日経新聞・朝日新聞を読み比べできる新しいウェブサイト「あらたにす」が発足しました。 これは「日経・朝日・読売インターネット事業組合」が解説したサイトで、3紙の一面や社会面の記事、社説などを一つの画面で「読み比べ」することができます。 「あらたにす」のアドレスは http://allatanys.jp です。ぜひ「お気に入り」に登録して、読み比べて見てください。 「あらたにす」が何を意味するか知りませんが、販売競争でしのぎを削り、あまり仲のよくなかった3紙が、協調してサ−ビスを提供するのは画期的なことではないかと思います。 1月31日付の朝日新聞には、「あらたにす発足−言論の戦いを見てほしい」という社説が掲げられました。そのなかには、 「比べて読めば、それぞれの主張が立体的に浮かび上がる。どちらに説得力があるかは読者が判断する。これは新聞の側にも大きな緊張感をもたらす。3紙による共同の試みを、日本の新聞がいっそう個性を磨き上げ、競い合う出発点にしたい。」とありました。素晴らしいことです。 我が家は数年前まで、読売、日経、朝日の3紙を購読していました。読売は我が家の家庭用、日経は私の仕事用、朝日は同居していた妻の父がとっていたものでした。 そのとき気づいたのが3紙の主張にかなりの違いがあるということでした。一言で言うと、読売は右より、朝日は左より、日経は中間でした。 そして「新聞は偏向しているのがあたりまえ」ということを知りました。主義主張が違うからでしょう。 以前北朝鮮問題で朝日と読売が対立した時、「コリア・レポート」の編集長は次のように書いています。 「朝日は、日本の戦後処理、過去の清算、朝鮮半島の緊張緩和、北東アジアの平和という視点から北朝鮮を展望しているのに対して、読売は、拉致、核、ミサイル、工作船など現象的な面から北朝鮮を凝視している。その結果、見えてくるものは、朝日は期待と願望であり、読売は失望と不信である。」 これは一つの例です。北朝鮮問題ではその後の経過を見ると、どうやら読売の見方が正しかったようです。 いずれにせよ今後出てくるいろいろな問題を3紙がどう考えるか、読み比べてみることは大変興味深いと思います 過疎の団地−NTT社宅(2月17日) 私の住んでいる千葉県我孫子市若松にあるNTTの社宅が過疎の団地となっています。 平成20年2月3日に我孫子市にも大雪が降り久しぶりの積雪となりました。雪がやむと同時にどの家も雪かきに精を出し、翌日の午後には道の真ん中は雪がなくなりましたが、NTTの社宅の前の道は雪かきがなされず、いつまでも雪が残り、固く凍りついて歩くのが大変危険でした。 NTTの社宅に大勢の人が住んでいるときはそんなことは 考えられませんでした。一番早く雪かきをしていたのがNTTの社宅前でした。 NTTの社宅は手賀沼を埋め立てて、若松地区が造成されると同時に建築されました。その頃はNTTではなく、民営化される以前の電電公社でした。鉄筋4階建て32世帯の建物が8棟、4階建て16世帯の建物が1棟建てられて、272世帯が住んでいました。 その後民営化などでだんだん住民が減り、32世帯の4棟が取り壊されました。現在は、正確な数は分かりませんが、おそらく収容世帯数144世帯の15%前後の約22世帯位しか住んでいないのではないかと思われます。 外からみても、道路わきの2棟は別として、その後ろの3棟は、ほとんど空き家の状態です。 一時は駐車場に収容しきれない車が路上にびっしり駐車していましたが、今は駐車場はガラガラです。 住民の方はおそらく自治会活動が出来ないだけでなく、防災や防犯上に不安を抱えて暮らしているのではないでしょうか。お隣との楽しい語らいやコミュニティでの集まりなども途絶えているかもしれません。 そして撤去された4棟のあとは、放置されたままで荒れ果てています。たまに周囲の生垣の刈り込みが行われてはいますが、夜は道路は暗く、ゴミなどがたまり、治安上も好ましくありません。若松地区のさびれにもつながっています。 NTTはこのような社宅住民の情況を何とかする必要があるのではないでしょうか。また、街を活性化するために、放置された土地を適正に利用してくれるところに売却してほしいと思います。 もし全部の土地をまとめて売却したいのなら、今の住民の方にもっと環境の良い社宅に移ってもらって、更地にするなどそれなりの方策を考えてほしいと思います。 |