あけましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いいたします。7ヶ月ぶりにブログ抜粋です。

バンクーバーオリンピックが終わった(平成22年3月3日)

 平成22年2月28日第21回冬季オリンピックバンクーバー大会の閉会式が行われ雪と氷の祭典が終わりました。
 ほぼ毎日テレビで観戦しましたが、数々の感動と悔しさの入り混じった2週間でした。
 日本とカナダのバンクーバーとは17時間の時差があったので、昼間の競技は日本では夜中から早朝となりました。夜中に目が覚めたときはテレビをつけ、寝床で音だけ聞きながら、ときどき画面を見ました。
 フィギュアスケートのように夜行われた競技は、日本では昼間でしたのでゆっくり見ることが出来ました。
 主な国のメダルの数は次の通りです。
金 銀 銅 
カナダ14
ドイツ1013
アメリカ1513
ノルウェー
韓国
スイス
中国
スウェーデン
オーストリア
オランダ
ロシア
−−−中略−−−
日本
 日本のメダルは、銀が、女子フィギュアスケートの浅田真央、男子スピードスケート500の長島圭一郎、女子団体追い抜きの(穂積、小平、田畑)の3つ、銅が男子フィギュアスケートの高橋大輔、男子スピードスケート500の加藤条治の5個でした。
 浅田真央と韓国のキムヨナとの対決は見事でした。フリーでトリプルアクセルを2回決めた時は思わず身が震えました。
 アスリートの笑顔と涙は感動的ですね。
 次回冬季大会は2014年にロシアの黒海沿いの保養地ソチで開催されます。

バンクーバー・パラリンピックが終了した(平成22年3月23日)

 平成22年3月21日バンクーバー冬季パラリンピックが終了しました。
 日本は最終日にスキー距離スプリント男子立位クラシカルで新田佳浩が金メダルを獲得し、本人2つ目の金メダル、日本勢3つ目の金メダルとなりました。
 国別のメダル数は以下の通りです。
金 銀 銅 合計 
ドイツ1324
ロシア12161038
カナダ1019
スロバキア11
ウクライナ19
アメリカ13
オーストリア11
日本11
 日本は健常者のバンクーバーオリンピックでは、金メダルはなく、銀3、銅2しかメダルは取れませんでした。パラリンピックは参加国が少ないとはいえすばらしい成績でした。前回のトリノの9個をしのぐ成績です。
 アイススレッジホッケーでは前回優勝のカナダを破り、銀メダルの快挙でした。アイススレッジホッケーの主将の遠藤隆行には日本人初の「ファン・ヨン・デ功績賞」が贈られました。
 それにしてもマスコミの報道は寂しいものでした。NHKは頑張っていましたが、読売新聞などはパラリンピックの報道は捜さないと見つからないほどの記事しか出ていませんした。
 政府の支援も欧米の諸国に比べると悲しいほど少ないようです。そんな中で頑張った選手は見事でした。
 
 (昨年11月に行われた広州アジア大会の成績、中国金199、韓国金76、日本金48を見ても、日本はアジアでは3番目という位置が定位置になったようです。パラリンピックでは中国、韓国を上回っていますが、いつまで続くでしょうか)

外務省の大罪(平成22年4月15日)

 平成22年4月10日の読売新聞の1面トップに「沖縄返還文書訴訟 密約認め国に開示命令」のタイトルで次の記事が出ていました。
 『元毎日新聞記者の西山太吉さんら25人が1972年の沖縄返還に伴う日米間の「密約」に関する文書の開示などを国に求めた訴訟の判決が9日、東京地裁であった。裁判長は密約を示す文書の存在を認めた上で、国側の対応について、「調査が不十分で、国民の知る権利をないがしろにしており不誠実だ」として請求をすべて認め、不開示とした外務,財務両省の決定を取り消し、開示を命じるとともに、原告1人当たり10万円の賠償を命じた。』
 1972年の沖縄返還に際して「外務省機密漏洩事件」がありました。西山太吉さんは、返還にあたって日米間で取り交わされた密約をつかみ、当時の佐藤内閣を新聞等で糾弾しましたが、外務省の女性職員に秘密漏洩をそそのかしたとして国家公務員法違反に問われ、1978年最高裁判所で有罪が確定しました。
 当初は「密約問題」が国民の知る権利を犯すものとして、政府や外務省がマスコミから攻撃されましたが、西山さんが逮捕されると、取材方法にモラルを欠いたとして「機密漏洩事件」がクローズアップされることとなり、密約はうやむやになってしまいました。
 ところがその後、密約を交わした文書がアメリカの国立公文書館で発見されました。
 西山さんらはその事実を知り、2008年9月情報公開法に基づき文書の開示を求めました。それにたいして国は「該当文書は保有していない」として不開示を決定しました。
 今回の訴訟はその文書の開示を国に求めていたものです。
 おそらく外務省はその文書について真剣に調査しなかったか、あるいは密約が追及されるのを恐れて廃棄してしまったのではないでしょうか。
 山崎豊子の「運命の人」は西山太吉さんをモデルに「外務省機密漏洩事件」に焦点を当てて書かれた小説です。小説なので必ずしも事実そのものではないでしょうが、かなりのところは本当のことが書かれていると思います。
 その中で外務省が如何に多くの「機密文書」を量産しているか、機密の名の下に国民の知る権利をないがしろにしているかが書かれています。また外務省役人の傲慢さや身勝手さや国民を無視した態度も描かれています。
 山崎豊子は「運命の人」のあとがきに「外務省の取材はお手上げに近かった」と述べています。
 今回の裁判は外務省の大罪を裁いていると言えるでしょう。読売新聞の解説は以下の文で締めくくられていました。
 『外務省には、判決が指摘するように「過去の事実関係を真摯に検証し,国民に説明する責務を全うすること」が求められている』

数字を縦書きにする方法(平成22年5月3日)

 ワードの縦書きの文書の中のアラビア数字を縦書きにする方法です。
 民謡のプログラムを作成するには数字を縦書きにする必要があります。プログラムはA3の横の用紙に縦書きで、番号と曲名と唄い手の氏名を入れます。
 私のプリンターはA3の用紙は扱えないので、A4の縦の用紙に印刷し、2枚横に並べてコピー機でA3の用紙にコピーすることにしました。
 1から順番に付番し、文字変換で縦書きに変換を試みました。1から9までは縦書きに変換できました。ところが10以上、つまり2桁以上になると変換できません。これは、ワードの問題ではなく、ウィンドウズXPの文字変換の機能がそうなっているようです。
 右の写真のように変換できません。
 そこで何か方法はないかと、インターネットで調べました。いろいろ見ている内にその方法を解説したブログが見つかりました。ワードを使い慣れた方にはなんだと思われるかもしれませんが、ワードに詳しくない私には、縦書きにする方法を知りませんでした。
(画像のクリックで拡大表示)
 次の方法です。
 数字を半角で入力、その数字を選択して、「書式」→「拡張書式」→「縦中横」→「OK」をクリックすると上の写真のように変換できました。

 それにしてもインターネットは何でも教えてくれますね。

おかえりなさい岡田ジャパン(平成22年7月2日)

 平成22年7月1日サッカーワールドカップで日本中を湧かせた岡田ジャパンが関西空港に帰ってきました。
 読売新聞には、関西空港の到着ロビーに開港以来最大の4200人のファンが詰め掛けたとありました。
 早速空港内のホテルで記者会見が行われ、その様子がテレビで放送されました。
 岡田ジャパンはワールドカップ会場の南アフリカに行く前の何試合かに破れ、大方の予想では予選で敗退するのではないかと見られていました。
 ところが予選では
 ・対カメルーン(世界ランキング19位)戦 1−0で勝利
 ・対オランダ(世界ランキング3位)戦    1−0で敗北
 ・対デンマーク(世界ランキング36位)戦  3−1で勝利
の2勝1敗でグループEの2位、決勝トーナメント進出を決めました。日本は世界ランキング45位でしたので、いずれも格上のチームでした。
 決勝トーナメントは8グループの2位までの16チームが勝ち抜き戦を戦います。
 日本はグループFの1位チームのパラグアイと当たりました。そして0−0の同点、延長戦でも点が入らず、PK戦となりました。
 PK戦では、駒野選手がゴールをはずし残念ながらベスト8にはならず敗退となりました。
 でもよくやったと言えます。予選全敗も予想されていたのですが、ここまで戦ったのです。
 サッカー界ではメキシコオリンピック3位の成績に次ぐ快挙です。また近年のスポーツ界では昨年の野球WBC優勝に次ぐ立派な成績といえます。
 政治や経済の低迷が続く日本で、スポーツが日本人に感動と勇気を与えてくれました。

NHKドラマ「蒼穹の昴」を見た(平成22年7月15日)

 平成22年7月10日NHKドラマ「蒼穹の昴」全25回が終わりました。
 NHKハイビジョンで毎週土曜日午後10時から45分間の放送でした。毎回録画して25回全部を見ました。
 大河ドラマが50回弱ということを考えると、25回はその半分以上、大河ドラマに次ぐ大作です。
 原作は浅田次郎のベストセラーです。清朝末期の西太后と3人の若者を主人公とした壮大な歴史ドラマです。原作も読みました。
 テレビドラマ化は日中合同で行いました。物語の舞台は中国北京の故宮(紫禁城)、出てくる人物もほとんど中国人です。製作統括とプロデュサーこそ日本人ですが、監督、脚本、その他のスタッフはほとんど中国人、出演者も田中裕子と数人の日本人や西洋人の俳優のほかはすべて中国人の俳優でした。
 田中裕子は主人公の西太后を堂々と演じました。テレビでは中国人の吹き替えの声が流れましたが、田中裕子は中国語のせりふを話していました。田中裕子はテレビドラマ「おしん」で中国でも有名で、日中共同制作のシンボルとして中国の新聞やネット上で大いに話題となっていたそうです。
 今まで映画やドラマに登場した西太后の中でもっとも本物に似ていると中国の新聞に出たとのことです。
 ドラマの舞台となった故宮は観光の名所、そこでロケすることは不可能です。
 「蒼穹の昴」公式ホームページには次のように出ていました。
 『ドラマ「蒼穹の昴」は、杭州の郊外にある中国のハリウッドとも呼ばれる横店影視城で撮影された。ここは映画のテーマパークになっており、総面積330ヘクタール。なかでも紫禁城のセットは敷地総面積が100ヘクタールもあり、原寸大の宮殿、庭園、邸宅、民家等北京の著名な四種類の建築スタイルが揃えられ、明・清代の紫禁城及び当時の北京の町並みが忠実に再現されている。』
 さすが広大な中国です。スケールが違います。
 浜崎あゆみさんの歌った主題歌もすばらしい出来ばえでした。
 日中間にはいろいろなきしみもありますが、文化や芸術面でのこのような成果が積み重ねられることを願っています。

イチローが10年連続200安打を達成(平成22年9月25日)

 平成22年9月23日(日本時間24日)、アメリカ・メジャーリーグ、シアトル・マリナーズのイチローがトロントで行われたブルージェイズ戦で、2安打を放ち、10年連続200安打を達成しました。
 プロ野球ファン、イチローファンとしてこの偉業に心から拍手を送りたいと思います。世の中暗いニュースが多い最近、明るいニュースは貴重です。
 大リーグのシーズン200安打最多通算回数は次のようになっています。
 ・イチロー(マリナーズ)       10
 ・ピート・ローズ(レッズなど)    10
 ・タイ・カップ(タイガースなど)      9
 ・ポール・ワーナー(パイレーツなど)  8
 ・ルー・ゲーリック(ヤンキース)       8
 ・ウィリー・キーラー(オリオールズなど) 8
 イチローの記録がすばらしいのは10年連続で達成したことです。イチローが9年連続記録を達成するまでの連続記録は、ウィリー・キーラーの8年連続でした。
 イチローの10年間の記録は次の通りです。
年度試合安打打率
・2001157242.350
・  02157208.321
・  03159212.312
・  04161*262.372
・  05162206.303
・  06161224.322
・  07161238.351
・  08162213.310
・  09146225.315
・  10152200.315
通算15782230.331
 * は年間最多大リーグ記録

 イチローは先日、日米通算3500安打を達成しました。メジャーリーグの通算安打記録は、ピート・ローズの4256安打です。
 イチローがメジャーリーグで4256安打を打つのは難しいかもしれませんが、日米通算でピート・ローズの記録を超える可能性は十分にあります。
 年間200安打記録をこれからも延ばして、ぜひ4256安打を超えてほしいと願っています。

inserted by FC2 system