今月は年に1度の「この1年を振りかえって」の感想をまとめます。
 そして今月からまとめ方をちょっと変えます。文字の大きさを1ポイント大きくし11ポイントにしました。発行日は毎月1日に直しました。

手賀沼に飛来したかも
 2月号では横長のグラフや図があったため横1段にしましたが、読みにくいというご批判をいただきました。今まで通り、やむを得ず横1段にしなければならないときを除いて横2段でいきます。外枠の囲み線はメール送付の場合ワードのバージョンが違うとずれることが多いのでなくしました。
 また、文字ばかりだと読みにくいというご意見もいただいていますので、この1年は手賀沼の周りの写真などを載せてみようと思っています。

退職後6年が過ぎました

1.35年ぶりの2人だけの生活
 家内の父が昨年1月に入院、その後近くの老人保険施設に入所し、長男が昨年5月に結婚して、35年ぶりに家内と2人だけの生活に戻りました。2人だけの生活は長女が生まれる前の新婚生活以来です。4人での生活や6人での生活が長かっただけに、ちょっと淋しい気もしますが、近くに長女夫婦と孫2人、車で1時間のところに長男夫婦がいて、月に何回か遊びにくるため、かえって生活に変化とメリハリが出てきた感じもします。7歳と4歳の男の孫2人はもっとも活発に動き回る年頃、来た時の楽しさと帰った後のほっとした気分を味わっています。また、家内は週に何回か父親の様子を見に施設に通っています。そういう意味では本当に2人だけを実感するのはまだまだ先のことかもしれません。

2.健康への不安
 1月で67歳になりました。人生の黄金時代60歳代もあと3年弱です。このところ何年か、冬の初めから春先にかけて体調におかしな所が出てきます。一昨年から昨年にかけては足の痺れに悩まされました。その検査や治療で確定申告で初めて医療費控除を申請しました。
 昨年から今年にかけては原因不明の湿疹です。痛みと違ってかゆみは我慢できないわけではないので医者には行かず、2ヶ月ばかり市販の薬を塗っていたのですがよくなりません。生涯大学の卒業旅行で温泉に行くことになり、人目に触れるのが恥ずかしく病院に行きました。病院の薬が効いたのか家内が買ってくれた特製の石鹸が効いたのか、旅行前日に劇的に湿疹が消え恥ずかしい思いは避けられました。
 もう1つの症状は睡眠障害です。1晩に3〜4時間寝ると目が覚めてしまいます。たまに10時頃寝つくと、夜中の1時か2時に目が覚めてしまいます。冬は寒い上に真っ暗で起きるわけにもいかず、仕方なく本を読んだりラジオを聴いたりしていました。おかげでNHKのラジオ深夜便がすっかりおなじみになってしまいました。
 若い時から6時間寝れば十分だったのですが、睡眠時間は歳とともに短くなりました。2年ほど前寝ている時に泥棒に入られたのも多少トラウマになっているのかもしれません。
 睡眠時間が短いということは起きている時間が長いので、今ではプラス指向で自分に備わった才能?と考えるようにしています。

3.活動の軸足を地元に
 今年から時間とお金を節約するため、地元の会に活動の軸足を変えようと考えています。
 平成5年日本ライセンスセンター卒業以来加入していたJLC社労士会を休会しました。また、5月には東京都中高年福祉推進員協会の理事を退任し、その後は1会員として協力するつもりです。どちらも会合が平日の夜開催されることが多く、片道1時間半から2時間かけて通う必要があります。サラリーマンの時なら平日の夜は帰りがけに立ち寄るだけなので気楽に出られますが、家からわざわざ出かけるにはそれなりの決心とエネルギーが必要です。だんだん億劫になると同時に、時間のムダが気になるようになってきました。
 その代り地元でのネットワークを広げて行こうと考えています。柏のあけぼの会に入会させていただきました。生涯大学もさらに2年間の社会専攻科に入学しました。民謡の愛友会やパソコン教室のお手伝いも忙しくなります。
 昨年は年金に焦点があたったためか、「女性のための公的年金講座」というテーマで地元の公民館などで何回か講演を依頼されました。手賀沼通信発行の体験を中心にした「情報発信のすすめ」のお話もしています。これからも地元でお役に立ちたいと考えています。

4.ウォーキングにはまる
 健康維持のために始めたウォーキングが楽しくなり昨年は色々なイベントに参加しました。
 3月には琵琶湖から大阪の中之島公園までの90キロを3日間かけて歩く「スリーデイみずウォーク」に参加、10月にはやはり3日間かけて、尾道から今治までの「しまなみ海道スリーデーマーチ」を歩きました。日帰りのウォーキングと違って、コースの素晴らしさを十二分に楽しみながら、いろいろな出会いがありました。この2回のウォーキングは手賀沼通信の記事にもしました。
 東松山の日本スリーデーマーチ、江戸川みずウォーク、手賀沼ふれあいウォークにも参加しました。生涯大学の歩こう会でも5回ほど歩きました。
いずれもいい思い出となりました。山登り仲間とは安達太良登山を楽しみました。
 東京都中推協では四国八十八ヶ所の江戸版「大江戸御府内八十八ヶ所めぐり」を約2年かけて歩いています。何人かで手分けして下見をし、交代で先達の役目をする楽しい企画です。
 今年になってからは、JR東日本の「駅からハイキング」に3回参加しました。一人であるいは気のあった友人とグループで気軽に参加出来るのが魅力です。興味のある方はインターネットで
  http://www.jreast.co.jp/hiking
に行ってみるか、電話で
  03−5447−0973(駅からハイキング事務局)
にお問い合わせ下さい。

5.家のリフォームの1年
 昨年は家のリフォームに集中して取り組んだ1年でした。

親水公園の水の館
 先ず最初は手賀沼通信でも取り上げましたが、義父のやっていた盆栽の庭から、ガーデニングの庭に変える改造作戦でした。盆栽棚を撤去し、土や砂を入れて整地し、盆栽を直植えし、新しい木や草花を植えました。玄関は大きくなりすぎた松の木を伐採し、小さな草木や花を植え、見栄えよくしました。
 その次に取り組んだのは台所でした。キッチンセットをクリナップのシステムキッチンに取り替え、床、壁、天井、換気扇など全てリフォームしました。数年前に風呂場を改修して以来の大工事でした。
 台所がきれいになると他のところの汚れが目立ちます。家内の発案で、2階の洗面台の取り替え、トイレや一部の部屋のクロスの張り替えペンキの塗り直しと結構手広い工事になりました。
 リフォームの時に頭を痛めるのはどこに工事を依頼するかということです。悪徳業者は問題外ですが、安くて、こちらの要求を聞いてくれるところを選ぶのも簡単ではありません。今回は幸い民謡仲間に、ベテラン庭師と大工がいたため、そのお2人にお願いしました。庭師、大工、水道、電気、内装、塗装などいろいろなプロが入りましたが、全て2人の顔見知りで、チームワークもうまく行き、費用も比較的安かったように思います。

6.生活のリズムになった生涯大学と素敵な仲間
 生涯大学は2年目でしたが、交流が深まるにしたがって顔見知りが増え、1年目と違って顔と名前が一致するようになりました。そしてその分楽しいクラスとなりました。ウォーキング同好会の「歩こう会」に入会したのも知り合いが増える効果がありました。この1年、週1回、午前と午後2時間ずつの生涯大学は完全に生活のリズムとなっていました。
 生涯大学は一緒に学ぶという共通の目標があります。素晴らしい仲間ばかりでした。クラス役員や同好会の役員の方は皆さん献身的にクラスを盛り上げようと頑張ってくださいました。
 次のステップの社会専攻科は定員が少なく、私はくじにあたりましたが、希望者の4〜5分の1くらいの人しか入学できません。今後もおつき合いを続けるため、七曜会という同窓会を作りましたが、机を並べて学習した同級生と学校で会えなくなってしまうのが残念でなりません。

7.近くのコンビニがなくなった
 昨年3月我が家から歩いて1分のセブンイレブンが突然廃業しました。繁盛していたコンビニなのでなぜやめたのか理由は分かりませんが、なくなってみるとコンビニはやはり便利だったということを実感しています。
 ちょっとした買い物だけでなく、切手やはがきの購入、コピー、宅配便の申しこみ、ATM、料金の振りこみなどが利用出来なくなりました。コンビニのお弁当は優れものですが食べられなくなりました。
 私達が若い頃はコンビニなどなくて生活していたのですが、1度便利なものになれてしまうと人間は不甲斐ないものですね。歩いて7分くらいのところにファミリーマートがありますが、それだけ遠いとコンビーニエンスとは言えませんね。

8.手賀沼通信6年目のうれしい贈り物
 手賀沼通信も7年目を迎えました。皆様のご声援とご支援のおかげです。

鳥の博物館
 6年目の手賀沼通信にうれしい贈り物をいただきました。3月3日のひな祭りの日に読売新聞の千葉版「ほのぼのタウン」に「『一人新聞』が創刊6年 毎月発行 高齢者の生活テーマ」というタイトルで紹介されました。記事を書いてくださったのは我孫子市在住のタウンリポーターで、手賀沼通信読者のお一人飯牟礼紀子さんです。写真も大きく載せて頂きました。
 早速20名くらいの方から送って欲しいというメールやFAXをいただきました。多くの方が声を掛けてくださいました。また読者の輪が広がりました。ありがとうございました。

手賀沼通信を読みやすく

1.手賀沼通信へのご意見−その1
 大学時代の恩師から次のお便りをいただきました。
『毎月の「たより」がいつまでも続くのに「感心」というか「驚き」というか、たいしたものです。だが、中味はもっと幅広くなりませんか。私自身は最近ではながめるだけでおわっています。だから送ってもらってもあまり意味がないと思います。自然のこと、世界のどこがどっちへ行くとか?
酸素吸入器の世話になっているため、外出もままならず、もっぱらテレビを楽しんでいるだけですから‥』

 次のような返事をさしあげました。
『おたよりありがとうございました。
 酸素吸入器のお世話になりながらお元気の事と存じます。
 手賀沼通信は眺めていただくだけで結構です。小さい字で一杯書いてあるので読んでいただくのは大変と思います。なるべく写真など入れるようにしましょう。
 ただ、内容についてはこだわりを持っています。「高齢者の豊かな生活のために」というお題目で、自分の体験談や投稿いただいた体験談を中心にまとめています。マスコミの新聞やテレビに出ているようなことは、あまり載せるつもりはありません。いくら頑張ってもプロの報道には負けます。そのような話題は新聞やテレビにおまかせです。
 ただ、マスコミで話題になっていることに、手賀沼通信の読者がどう感じているか、どんな意見を持っているかについては投稿いただければ載せたいと思っています。
 これからもお送りしますので眺めていただければ幸いです。風邪など引かれぬようお元気でお過ごしください。』

2.手賀沼通信へのご意見−その2
 高校時代の先輩より次のお便りをいただきました。今回の編集の趣旨と違ってかなり長いですが貴重なご意見ですのでほぼ全文を掲載させていただきます。
『前文省略。さて、一、二要望を申しあげます。
@「読者の広場」のクローズは残念でした。読者が何人位いらっしゃるか分かりませんが、多分皆さん立派な方だろうと思います。しかし毎号の記事、文章がかなり専門的で高度な内容で長文なのが尻ごみさせている一因かと思っています。もう少し短文で日常的な内容で誰でも思っているようなこと、感じていること、平易な文章でせいぜい800字以内位にまとめるようにしたら書けるんじゃないでしょうか。
 思いを800字に納めるのはテーマを絞り文章を推敲しムダな言葉を削らざるを得ません。そうしたら他人に読んでもらえます。"通信"を手にして4ページ1つのテーマでビッシリというのは申し訳ないですが、私はまず読む意欲が湧きません。余程興味あるテーマ以外は、それに段落の少ない割り付けは見ただけで疲れます。そう思って振りかえるとテーマ(タイトル)が大きすぎるのが多いと思います。だからあれも云いたいこれも云いたい‥で読み終わって印象に残らないという循環では?
 さらに申し上げれば、「心に残る」「忘れ得ぬ」「感動した」なんてのは人生の中でそんなにあるもんじゃありません。平凡な日常を語ることこそ人々の共感を得るのではないでしょうか。
A"通信"本紙上で読者にアンケートしてみることです。それも今話題になっている世の中の動きについてです。返信ははがきで貰うようにして、番号か短文で答えられるような問いを出してみる、三択、四択式でもよいでしょう。そうすると私のようなこの通信の読者像を知らない人達が中へ入って行けそうです。1年間拝見した(実はあまり読んでいませんが‥)貴兄の折角の工夫をと思いエラそうなことを書きました。以下省略』

 次の返事をさし上げました。
『前文省略。たしかにおっしゃるようにA4の4ページにびっしりというのは読みにくいと思います。これからはできるだけ写真や絵や表やグラフなどを入れ読みやすくする工夫をしたいと思います。

遊歩道沿いの家の花壇
 ただ内容と編集方針についてはこだわりがあります。61歳でサラリーマンをやめたとき何か生きがいになるようなものはないかと考えたすえ、高齢者に対する情報発信をしようと決めました。中味はマスコミで取り上げられているものではなく、体験にもとづいた情報をじっくりまとめることにしました。新聞やテレビのように人手と取材網とお金のある専門家に対抗しても勝てるわけがありません。体験談は自分一人では知れているので、広く投稿してもらうことにしました。他の方の文章が長くなっているのも、体験談をじっくり書いてくださるためだと思います。
 何人かの方は手賀沼通信をファイルしてずっと取っているとか、参考になるのでコピーして回したとか、年金が少しわかるようになったとか言ってくださいます。
 読者の広場は息抜きのために設けました。短い文章で沢山集めたかったのですが、趣旨を明確に説明しなかったので敬遠されたのかもしれません。
 以前2度ほど、あるテーマで皆さんから文章を募った時は大変多くの方からご返事をいただきました。そのときは、まずこちらがややオーバーとも言える意見を書き、それに対する感想や意見や反論としましたので、書きやすかったのかもしれません。
 800字程度で身のまわりのことなどを書いていただくというのは「会報」だと思います。私もある団体の会報を担当していますが、そのような原稿が結構いただけます。手賀沼通信は会報ではなく、私からの情報発信と位置付けています。そういう意味では編集方針が違います。
 ご自分の関心ある話題だけで結構ですからお読みいただければと思います。そして1度体験談をご投稿いただけませんでしょうか。以下省略。』

 お2人のご意見に沿って読みやすくする工夫と息抜きの場を設けたいと思います。今後とも皆様方の手賀沼通信へのご意見やご批判をいただきたいと存じます。

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